葬儀、供養の儀式、また日々の供養は、その儀式自体に意味があるのではなく、そこに込める心のあり方が大切である。

故人への感謝を形に 葬儀と供養の作法


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葬儀等の儀式における供養という意味について

そもそも供養というのはどういう意味を持つものであるのかを考えてみます。一般的には葬儀等、亡くなった方の冥福を祈って、宗教的な儀式を行うこと、また日々の生活の中においても、仏壇等にお供え物を供え、亡くなった方への奉仕をすることと考えられると思います。しかし大切なことは、その葬儀という儀式や日々の奉仕といった形式的なことを行うことが大切なのではなく、その行いを通して、亡くなった方への感謝の気持ちや、その方々の縁のある者として恥ずかしいことのない日々を通っているのかを確認することだと私は考えます。

例えば昔から「親孝行したい時には親はなし」という言葉がありますが、親が亡くなった後も親の名前を光り輝かすことはできると思います。さすがあの親の子供さんは素晴らしいな、と周囲の人が思ってもらえるような日々の通り方をすることで、亡くなってからも親へ孝行をできると思うのです。そのことこそ、亡くなった方々が本当に喜んでくれる、本当の供養になることだと思います。また亡くなった方々がいて下さったからこそ、今の自分があるのだという感謝の気持ちを忘れないことは、今現在身の周りにいる方々への感謝の気持ちにもつながりますし、また亡くなった方に頂いた御恩を、亡くなった方々へ御恩返しができない分、今度は自分の後に続く者にその御恩を返していくというつながりができていくものだと思います。そういう気持ちを葬儀という亡くなった方を見送る儀式や、何年かに一度の供養の儀式や日々の供養の儀式の時に、日々の忙しい事柄に忙殺されてしまいがちな現代人にとって再確認することが、本当の意味での供養ということになるのだと考えます。

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